タブレット教材を検討しているものの、「種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない」という保護者の方は多いのではないでしょうか。進研ゼミ、Z会、スタディサプリ……並べてみても、どれが我が子に合うのか、正直なところ判断しにくいものです。この記事では、小学生の家庭学習にタブレット教材を取り入れるときの選び方や、主要サービスの特徴を整理してお伝えします。
タブレット教材が広がった背景
小学生の家庭学習にタブレットが普及した背景には、学校現場での環境変化があります。文部科学省が推進してきた「GIGAスクール構想」により、全国の小学校に1人1台の端末が配備されたことで、子どもたちにとってタブレット操作がごく身近なものになりました(出典:文部科学省「GIGAスクール構想の実現」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/index.htm)。学校でタブレットを使い慣れているお子さんが家庭でも同じようにデジタル端末で学ぶことへの抵抗感が下がったことは、家庭学習タブレット教材の利用が拡大した大きな要因のひとつといえます。
また、通信教育各社も家庭向けのデジタル学習サービスを積極的に拡充してきました。紙のドリルや問題集と異なり、お子さんの回答に合わせて問題の難易度が自動で調整されたり、正誤をその場で判定してくれたりする機能が充実してきています。「丸つけが面倒」「どこができていないかわからない」という保護者の方の悩みに応える仕組みが整ってきたことも、選ばれる理由になっているでしょう。
主要タブレット教材の特徴を整理する
現在、小学生向けの家庭学習タブレット教材として広く利用されているのは、おもに「チャレンジタッチ(進研ゼミ小学講座)」「Z会タブレットコース」「スタディサプリ小学講座」などです。それぞれどのような特徴があるのかを整理してみましょう。
チャレンジタッチは、ベネッセコーポレーションが提供する進研ゼミのタブレット版です(出典:ベネッセコーポレーション公式サイト https://www.benesse.co.jp)。教科書の学習内容に完全対応しており、学校の授業の予習・復習を軸にした設計になっています。キャラクターを使ったゲーミフィケーション的な要素が取り入れられており、学習習慣がまだ定着していない低学年のお子さんでも取り組みやすい工夫がされています。専用タブレット端末が必要になる点は注意が必要ですが、初回の費用については公式サイトで定期的にキャンペーンが案内されています。
Z会のタブレットコースは、思考力・記述力を重視した問題構成が特徴です(出典:Z会公式サイト https://www.zkai.co.jp)。「考えさせる問題」が多く含まれており、中学受験を視野に入れているご家庭や、より高い学力を目指したいお子さんに向いているといえます。進研ゼミと比べると難易度がやや高めとされており、学習習慣がある程度ついているお子さんに特に向いているでしょう。
スタディサプリは、リクルートが提供するオンライン学習サービスです(出典:スタディサプリ公式サイト https://studysapuri.jp)。月額費用が比較的リーズナブルで、動画授業を中心にした「見て学ぶ」スタイルが特徴です。自分のペースで進められるため、授業でわからなかった単元を遡って学習したいときにも使いやすい設計になっています。ただし、教材の進捗管理や学習計画を自分で立てる必要があるため、ある程度自律的に学習できるお子さんに向いているといえるでしょう。
選び方の3つの視点
タブレット教材を選ぶとき、どの視点で比較するかが大切です。ここでは特に重要な3つの観点をご紹介します。
まず「お子さんの学習目的は何か」を最初に確認することをおすすめします。学校の授業についていくための補習が目的なのか、中学受験を見据えた先取り学習が目的なのかで、選ぶべき教材は大きく変わります。授業の補習が目的であれば教科書対応の教材が安心ですが、先取りや発展学習が目的であれば思考力重視の教材が向いているでしょう。
次に「学習習慣がすでにあるかどうか」も重要な視点です。毎日の学習習慣がまだ定着していないお子さんには、ゲーム的な要素や達成感を得られる仕組みが充実している教材が向いています。一方、すでに自分で学習できる習慣があるお子さんには、内容の質や難易度で選ぶほうが満足度が高くなりやすい傾向があります。
そして「保護者の関わり方をどう設計するか」も忘れずに考えていただきたい点です。タブレット教材の多くは「自動採点・自動進捗管理」をうたっていますが、実際には保護者の方がある程度の声かけや確認を行うことで効果が高まるといわれています。保護者の方がどの程度関われるかによって、サポート機能の充実度を比較することも選定の参考になるでしょう。
気をつけたいポイントと注意事項
タブレット教材を選ぶうえで、見落としがちな点もあります。まず、「続けられるかどうか」は試してみるまでわかりません。多くのサービスが無料体験や資料請求に対応していますので、まずは試してみることをおすすめします。
費用面では月額料金だけでなく、専用端末の初期費用や、年払い・月払いの差額なども確認する必要があります。サービスによっては年払いにすることで月あたりの費用が数百円単位で変わる場合もありますので、契約前に公式サイトで最新の料金情報をご確認ください。
さらに、タブレット教材はあくまで「手段のひとつ」であるという点も意識しておきましょう。子ども向け教育情報メディア「リセマム」の調査(出典:ReseMom リセマム https://resemom.jp/)では、小中学生を対象とした学習環境に関する調査において、デジタル学習の活用が進む一方で、読書や体験活動とのバランスを意識することの重要性が指摘されています。タブレット学習一辺倒にならず、読書や書き取りなど紙ベースの学習も組み合わせることが、バランスのよい家庭学習につながるでしょう。なお、リセマムの最新調査の詳細については、公式サイト(https://resemom.jp/)でご確認いただけます。
まとめ
小学生の家庭学習でタブレット教材を活用することは、学習習慣の定着や苦手単元の克服に効果的な場合があります。ただし、どの教材が合うかはお子さんの学習目的・習慣・性格によって異なります。「まず無料体験から始める」「目的に合わせて選ぶ」「保護者も関わり方を決めておく」という3つのステップを意識して選んでみてください。
焦って決める必要はありません。まずは資料請求や無料体験を通じて、お子さん自身が「やってみたい」と感じるかどうかを確認することが、長続きする家庭学習の第一歩になるでしょう。タブレット教材を上手に活用しながら、お子さんに合った学び方を一緒に見つけていただければ幸いです。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/index.htm
https://resemom.jp/
https://www.benesse.co.jp
https://www.zkai.co.jp
https://studysapuri.jp
■ 参考情報
【プロ講師個別指導塾の合格GET】
https://gokakuget.com/
