「模試は受けさせたいけれど、費用がかさんで家計が心配」と感じている保護者の方は少なくないのではないでしょうか。受験準備が本格化する夏前のこの時期、模試の申し込みをどうするか迷っている方も多いかと思います。模試は受験対策に欠かせないツールですが、年間を通じて複数回受けると費用は決して小さくありません。今回は、模試の費用を無理なく節約しながら、最大限に活用するための方法をお伝えします。
模試の費用はどのくらいかかるの?
重要ポイント
重要ポイント
- 予備校主催の無料模試を積極的に活用する
- 学校経由の申込で割引価格が適用される
- 年間計画を立てて必要な模試を厳選する
- 自己採点と復習で市販の過去問題集も活用
- 早期申込割引や複数回セット割引を利用
学習ステップ
志望校と学力に応じて本当に必要な模試を選定し、受験回数を決める
予備校の無料招待模試や学校経由の団体割引情報をチェックする
早割キャンペーンや年間パック購入で通常より安く申し込む
会場受験より安価な自宅受験型模試を選択肢に入れる
全ての模試を受けず、一部は市販の模試過去問で自己演習する
注意事項
- 節約重視で必要な模試まで削らない
- 志望校別模試は判定精度が高く優先すべき
- 無料模試後の勧誘は断る勇気を持つ
模試の受験料は、規模や実施機関によってさまざまです。一般的に、大手予備校が実施する全国模試は1回あたり3,000円〜5,000円程度が相場とされています。中学受験向けの模試では、四谷大塚の「合不合判定テスト」など本格的な判定テストが実施されており、受験料の目安についてはそれぞれの公式ページで確認するとよいでしょう(出典:四谷大塚公式ウェブサイト、2026年6月)。
塾ナビの掲載情報(2026年6月)では、塾や予備校での模試受験費用が年間を通じて合計20,000円程度になるケースも見受けられると紹介されています。ただし、費用は塾・学年・受験回数によって大きく異なるため、詳細はそれぞれのサービスページや担当窓口でご確認いただくことをおすすめします。高校3年生が夏から冬にかけて毎月模試を受けると、それだけでも年間数万円規模になることがわかります。
「受験に必要だから全部受けさせたい」という気持ちはよく理解できます。しかし、費用を考えずに申し込みを続けると、家計への負担が大きくなるだけでなく、お子さんが模試疲れを起こしてしまう可能性もあります。まずは模試を受ける目的を整理することが、節約への第一歩になるでしょう。目的とは、「現在の偏差値を把握したい」「苦手分野を洗い出したい」「本番の試験形式に慣れたい」など、お子さんの状況によってさまざまです。目的が明確になれば、必要な模試とそうでない模試を自然と選別できるようになります。
無料・低コストで受けられる模試を上手に使う
模試の費用を節約するうえで、まず知っておきたいのが「無料で受けられる模試」の存在です。四谷大塚が毎年実施する「全国統一小学生テスト」は、小学1年生から6年生を対象とした無料テストとして広く知られています(出典:四谷大塚公式ウェブサイト、2026年6月)。参加費がかからないにもかかわらず、全国規模で実施されるため、お子さんの学力の位置を把握するうえで十分な情報を得ることができます。
また、大手塾の多くは「入塾テスト」や「体験模試」という形で、実質的に模試と同等の内容を無料または低価格で提供している場合があります。塾に通っていない場合でも、こうしたイベントを上手に活用することで、費用をかけずに力試しをすることが可能です。
さらに、通信教育サービスの中には、受講者向けに模試相当の実力テストを組み込んでいるものもあります。すでに通信教育を利用している場合は、別途模試を受ける前に、手元のカリキュラムに実力確認の機会が含まれていないか確認してみることをおすすめします。費用を重ねる前に、現在使っているサービスを点検するだけで節約につながることも多いでしょう。また、夏休み前のこの時期は各塾が体験イベントや無料テストを積極的に展開する時期でもあります。塾のウェブサイトや学校からのお知らせなどをこまめにチェックしておくと、思わぬ情報が手に入ることもありますので、ぜひ活用してみてください。
塾生なら「塾内模試」を最大限に活用する
すでに塾に通っているお子さんの場合、塾が定期的に実施する「塾内模試」や「確認テスト」を積極的に活用することが、節約の観点でも有効です。多くの場合、塾の月謝に模試費用が含まれているか、単体よりも割安な受験料で参加できる仕組みになっていることがあります。
塾の先生に「外部の模試と塾内模試、どちらを優先すべきか」と相談してみるのもよい方法です。志望校や学年によって、必要な模試の種類は異なります。「とりあえず受けておこう」という姿勢ではなく、目的に合った模試を選ぶことが費用の無駄を減らすことにつながるでしょう。
また、塾内模試の結果は、担当の先生が詳しく分析してくれるケースも多く、費用対効果という意味でも外部模試と比べて優れている面があるといえます。早稲田アカデミーのように、模試・テスト一覧をウェブサイト上で公開している塾もあるため、スケジュールと費用を事前に把握しやすい環境が整ってきています(出典:早稲田アカデミー公式ウェブサイト、2026年6月)。このような情報を定期的に確認することで、受験シーズン全体の費用を見通した計画が立てやすくなります。塾に通っている場合でも、「先生に聞けばよい」で終わらせず、保護者の方自身もスケジュールを把握しておくと、必要な模試の取捨選択がしやすくなります。
模試を「受けっぱなし」にしないことが最大の節約
費用対効果という意味で最も大切なのは、模試を「受けた後」にどう使うかです。どれだけ模試を受けても、結果を分析せずに次の模試に進んでしまっては、費用も時間も無駄になってしまいます。
模試の結果には、お子さんの弱点が具体的に示されています。間違えた問題の分野・出題形式・ミスの傾向を丁寧に振り返ることで、次の学習計画に直接活かすことができます。「点数だけを見て落ち込む」のではなく、「どこで何点落としたかを分析する」というプロセスが重要です。
模試は回数を増やすほど良いわけではなく、1回の模試をどれだけ深く活用できるかが問われます。2か月に1回の模試をしっかり復習するお子さんと、毎月受けても流してしまうお子さんでは、後者のほうが費用だけかさんで学力の伸びが小さいということも起こりえます。模試の「数」を減らして「質」を高めることが、家計にとっても学習にとっても合理的な選択といえるでしょう。
2026年の夏に向けて模試の申し込みを検討している場合も、「何のために受けるのか」「その結果をどう使うか」を先に明確にしてから申し込む習慣をつけると、費用の無駄を自然と減らすことができるはずです。復習の際は、単に正解を確認するだけでなく、「なぜ間違えたのか」を言語化してノートにまとめることをおすすめします。こうした積み重ねが、次の模試やその先の入試本番に向けた地力となっていきます。
まとめ
模試の費用を節約するには、「無料・低コストの模試を把握する」「塾内模試を最大限に活用する」「受けた模試を徹底的に復習する」という三つのアプローチが有効です。受験対策の費用は積み重なると大きな負担になりますが、目的を明確にして模試を選べば、費用を抑えながらも十分な成果を得ることができます。
2026年の夏休みは、模試の回数を増やすよりも、1回1回を丁寧に活用する夏にしてみてはいかがでしょうか。まずは無料で受けられるテストから試してみて、必要な模試だけを厳選して申し込む。そのシンプルな習慣が、長い受験準備を家族みんなで乗り越えるための大きな支えになるはずです。保護者の方がお子さんと一緒に「次の模試で何を確かめたいか」を話し合うだけでも、受験への向き合い方が変わってくるかもしれません。ぜひ今月から少しずつ実践してみてください。
https://www.yotsuyaotsuka.com/
https://www.waseda-ac.co.jp/
https://www.jyukunavi.jp/
■ 参考情報
【プロ講師個別指導塾の合格GET】
https://gokakuget.com/
