中間テストが近づいてきたとき、「うちの子に合う問題集ってどれだろう」と書店の棚の前で悩んだことはないでしょうか。問題集はたくさんあるからこそ、選び方を間違えると「買ったけど使わなかった」という残念な結果になりがちです。今回は、失敗しない問題集の選び方と、2026年5月現在から使い始めるのに最適なタイミングである「中間テスト・定期テスト対策」の視点でご紹介します。
問題集を買っても使われない「よくある失敗」
書店に足を運んでみると、中学生向けの問題集は教科別・難易度別・出版社別にずらりと並んでいます。見た目がわかりやすそうなものを選んだり、「有名塾が推薦」というキャッチコピーにひかれたりして購入するケースは少なくありません。しかし実際にお子さんが使い続けられるかどうかは、また別の話です。
よくある失敗のパターンは大きく2つあります。1つ目は「難しすぎる問題集を選んでしまう」ことです。問題集のレベルがお子さんの現在の学力よりも高いと、最初の数ページで手が止まってしまい、そのまま本棚のインテリアになってしまいます。2つ目は「学校の教科書と内容が合っていない」問題集を選ぶことです。中学校では教科書会社が複数あり、採用教科書によって学習する単元の順番が異なります。学校の授業と問題集の進み具合がずれると、習っていない内容が出てきて混乱してしまいます。
まずはお子さんが通う学校でどの教科書を使っているかを確認することが、問題集選びの第一歩です。教科書に対応した問題集を選べば、授業の復習としてスムーズに活用できます。
難易度のレベルを「3段階」で考える
問題集の難易度は、大きく「基礎レベル」「標準レベル」「応用・発展レベル」の3段階に分けて考えると選びやすくなります。
「基礎レベル」は、授業の内容をしっかり定着させたい場合に向いています。1問1答形式や穴埋め式のものが多く、解き終わった達成感が得やすいのが特徴です。定期テストで平均点前後を目指している場合や、勉強の習慣がまだ定着していない場合に特におすすめです。
「標準レベル」は、教科書の内容を理解したうえで、少し応用的な問題にも取り組める問題集です。定期テストで80点以上を目指す場合や、志望校への意識が出てきた中2・中3には特に有効といえます。複数の教育情報サービスでは、中学生が使う問題集として「基礎から標準レベルをしっかり繰り返すことの重要性」が広く紹介されており、難しい問題集に手を出す前に基礎・標準を固める考え方が一般的になっています(参照:ベネッセコーポレーション公式サイト https://www.benesse.co.jp)。
「応用・発展レベル」は、難関高校受験を目指す中2・中3向けです。ただし、基礎・標準が仕上がってから取り組むことが前提になります。焦って難しい問題集に飛びつくと、かえって遠回りになる場合もありますので注意が必要です。
教科別に問題集の使い方を考える
教科によって問題集の役割が異なるため、教科ごとに選び方を変えることが大切です。
「国語」は、読解問題と文法に分けて考えましょう。読解は長文をくり返し読む練習が必要なため、解説が丁寧で「なぜこの答えになるか」の根拠が明確に書かれているものを選ぶと効果的です。文法は暗記要素が多いので、一問一答式で繰り返しやすいものが向いています。
「英語」については、現在の中学英語は2021年度から大幅に難化しています。文部科学省の学習指導要領改訂(2021年度施行)によって、それまで高校で扱っていた文法事項の一部が中学校に移行されました(出典:文部科学省 初等中等教育 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/index.htm)。これにより、単語数・文法量ともに増加している傾向がありますので、教科書に対応した問題集を選び、英単語の暗記と文法練習を並行して進めることが大切です。
「数学」は、解き方のプロセスを理解しないと得点に結びつきにくい教科です。解答解説が丁寧で、途中式がしっかり書かれている問題集を選ぶようにしましょう。また、計算練習と文章題では必要なトレーニングが異なるため、苦手な分野に特化したドリル型の問題集を補助的に使うのも有効な方法です。
「理科・社会」は、暗記と理解の両方が必要な教科です。一問一答形式でまず基礎を定着させてから、記述・資料読み取りに対応した問題集に進む二段構えの使い方が効果的でしょう。
2026年5月からの使い方「中間テスト後」に何をすべきか
2026年5月は、多くの中学校で中間テストが終わるか、あるいはちょうど実施される時期にあたります。テストの結果が返ってきたら、そこが問題集を見直す絶好のタイミングです。
テストで間違えた問題を振り返り、「知識の抜け」なのか「問題の読み間違い」なのかを仕分けてみましょう。知識の抜けが多ければ基礎レベルの問題集で単元を復習し直す必要があります。一方、問題の読み間違いや計算ミスが多い場合は、解き方の手順を確認できる標準レベルの問題集が有効です。
また、この時期に「夏休みまでの学習計画」を立て始めると、2026年夏の学習で大きな差をつけることができます。2027年度の高校入試を視野に入れている中3の保護者の方は、夏休みが1・2年の総復習の最大のチャンスになることをぜひ意識してください。今のうちにお子さんの苦手単元を明らかにしておき、それに対応した問題集を早めに準備しておくことが重要です。
まとめ
問題集選びで大切なのは「難しければ良い」ではなく、「今の自分に合ったレベルから始めること」です。まず教科書の対応を確認し、難易度は基礎・標準から始めることが定着への近道といえます。2026年5月の中間テスト後は、結果をもとに苦手を把握し、夏休みに向けた学習計画を立てるよい機会です。お子さんが自分で「解ける」「わかる」と感じられる問題集を選ぶことが、学習習慣を育てる第一歩になるでしょう。保護者の方はぜひ、お子さんと一緒に書店で実際に中身を見比べながら選ぶ時間をつくってみてください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/index.htm
https://www.benesse.co.jp
■ 参考情報
【プロ講師個別指導塾の合格GET】
https://gokakuget.com/
