スタディサプリは小学生・中学生に本当に合うのか

スタディサプリは小学生・中学生に本当に合うのか

「塾に行かせたいけれど、費用が心配」「子どもが通塾を嫌がっている」――そんな悩みを抱える保護者の方にとって、月額料金を抑えながら自宅で学べるオンライン学習サービスは、魅力的な選択肢のひとつになっています。なかでも「スタディサプリ」は、小学生から高校生・社会人まで対応するサービスとして広く知られています。ただ、「うちの子に本当に合うのだろうか」と感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、小学生・中学生がスタディサプリを活用するうえでのポイントを整理してお伝えします。

目次

スタディサプリとはどんなサービスなのか

スタディサプリは、リクルートが提供するオンライン学習サービスです。プロ講師による映像授業を、スマートフォンやタブレット、パソコンから視聴できる仕組みになっています。小学4年生から高校3年生・大学受験まで対応しており、小中学生向けには各学年の教科書に対応した授業動画が用意されています。

最大の特徴は「費用の手頃さ」と「いつでも・どこでも見られる柔軟性」にあります。授業動画は一時停止や繰り返し再生ができるため、理解できなかった部分を何度でも確認できる点が、通塾との大きな違いといえるでしょう。

オンライン学習サービス全体の広がりという観点では、文部科学省『学校における教育の情報化の実態等に関する調査』(文部科学省 初等中等教育局、2024年度版)においても、家庭学習の多様化や学習ツールの選択肢が増えていることが継続的に記録されています。新型コロナウイルス感染症をきっかけに、自宅でのデジタル学習環境を整えた家庭が増えたとされており、スタディサプリのようなサービスが学習の選択肢として定着しつつあるという傾向が見られます。

小学生が使う場合のポイント

スタディサプリは小学4年生から利用できます。小学生向けの授業では、算数・国語・理科・社会の4教科が用意されており、各学年の学習指導要領に沿った内容が中心です。

小学生がスタディサプリを使ううえで重要なのは、「保護者のサポート体制」です。小学生、とくに低学年から中学年のお子さんは、自分でスケジュールを管理したり、わからない部分を自主的に調べたりする習慣がまだ身についていないことが多いです。映像授業は一方通行のため、疑問が生じたときに講師にその場で質問できないという点は、通塾と比較したときのデメリットになります。

そのため、小学生がスタディサプリを使う場合は、保護者の方が週に一度程度、学習の進み具合を確認する仕組みをつくることが大切です。「今週はどの授業を見たの?」と声をかけるだけでも、お子さんの学習継続率が変わってくる傾向があります。

一方、「学校の授業のペースについていけない」「逆に物足りないから先取りしたい」という場合には、自分のペースで学年を超えて視聴できるスタディサプリの特性が活きやすいといえます。苦手な単元だけを繰り返したり、得意分野を先取りしたりといった使い方が自然にできる点は、通塾ではなかなか難しいものです。また、学校行事や習い事で忙しい週でも、短時間から取り組める点が、小学生の保護者の方から支持を集めている理由のひとつとなっています。

中学生が使う場合のポイント

中学生になると、定期テスト対策や高校受験を見据えた学習が本格的になります。スタディサプリの中学生向けコースでは、5教科(英語・数学・国語・理科・社会)の映像授業が揃っており、基礎から応用まで段階的に学べる構成になっています。

中学生がスタディサプリを活用しやすい場面として、まず「定期テスト前の復習」が挙げられます。学校の授業で理解しきれなかった部分を、テスト前に集中して見直すという使い方は、費用対効果が高いといえるでしょう。また、部活動や習い事で忙しい中学生にとって、スキマ時間に動画を見られる点は大きなメリットです。

一方、注意が必要なのは「自己管理の難しさ」です。教育情報メディアのリセマム(ReseMom)が報じた保護者190人を対象とした家庭学習に関する調査(2026年5月)においても、家庭での学習を継続的に取り組ませることの難しさが保護者の共通の悩みとして挙げられています。スタディサプリも同様で、自分で視聴スケジュールを決め、それを守る習慣がない場合は、動画を「見ているだけ」で終わってしまうリスクがあります。

問題演習や記述式問題への対策が必要な場合は、スタディサプリだけで完結させるのではなく、塾や問題集と組み合わせて使う方法も選択肢のひとつです。スタディサプリを「授業の理解を深めるための補助ツール」として位置づけ、演習は別に行うという使い方が、中学生には特に合いやすいという傾向があります。高校受験を意識し始める中学2年生後半から3年生にかけては、志望校のレベルや苦手教科に応じて、塾との併用を検討することも有効な手段のひとつです。

スタディサプリを最大限に活かす使い方

スタディサプリを単なる「動画視聴サービス」として使うか、「学力向上のためのツール」として使うかで、効果に大きな差が出ます。以下の点を意識すると、より活用しやすくなります。

まず「目的を明確にする」ことが大切です。「学校の授業の予習として使う」「苦手な単元を克服する」「定期テスト前に総復習する」など、目的によって使い方が変わります。目的が定まっていない状態で使い始めると、何となく動画を見ているだけで終わってしまいがちです。

次に「視聴後にアウトプットをする」習慣をつけることです。動画を見たあとに、ノートに要点をまとめる、問題を解いてみるといった作業を組み合わせることで、記憶の定着率が高まるとされています。

さらに、継続のための工夫として「短い単位から始める」という方法があります。1回15分程度の授業動画から始め、無理なく習慣化することが、長期的な学力向上につながりやすいといえます。お子さんの学習スタイルに合わせて、最初から高い目標を設定しすぎず、「毎日1本は必ず見る」といった小さなルールから取り組んでみるとよいでしょう。

また、スタディサプリに限らず、複数のオンライン学習サービスの特徴を比較したうえで選ぶことも重要です。それぞれのサービスに特徴があり、お子さんの学習スタイルや目的に合ったものを選ぶことが、継続的な学習につながります。まずは無料体験期間を活用して、お子さん自身が使いやすいと感じるかどうかを確認することをおすすめします。

まとめ

スタディサプリは、費用を抑えながら質の高い映像授業を自宅で受けられるサービスとして、小学生・中学生の学習選択肢として広く活用されています。ただし、動画を「見るだけ」で終わらせず、目的を明確にしてアウトプットと組み合わせることが、効果を高めるうえで欠かせません。

小学生の場合は保護者の方のサポートを、中学生の場合は自己管理の仕組みを整えることがポイントです。スタディサプリだけで完結させようとするのではなく、お子さんの学習スタイルや目標に合わせて、他のサービスや問題集と組み合わせて活用することをおすすめします。まずは無料体験などを利用しながら、お子さんが続けやすい環境を一緒に整えてみてはいかがでしょうか。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/index.htm
https://resemom.jp/
https://studysapuri.jp

■ 参考情報
【プロ講師個別指導塾の合格GET】
https://gokakuget.com/

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