「中学受験を考えているけれど、いったいいくらかかるのだろう」と、漠然とした不安を抱えている保護者の方は少なくないのではないでしょうか。費用の全体像が見えないまま準備を進めると、途中で想定外の出費に驚いてしまうこともあります。まずは費用の構造を正しく把握することが、家族全員で納得できる受験計画への第一歩といえるでしょう。
首都圏の中学受験はなぜ費用がかかるのか
首都圏、とくに東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県は、全国でも中学受験の競争が最も激しい地域とされています。難関校への合格を目指す子どもたちが集中するため、準備に必要な期間も長く、必然的にかかる費用も大きくなりやすい傾向があります。
費用の主な内訳は、大きく分けると「塾費用」「模試・テスト代」「受験料」「入学金・授業料」の4つになります。これらが重なる小学6年生の後半から受験本番にかけては、特に集中して支出が増える時期といえるでしょう。
なお、朝日新聞(2024年)では、私立への進学にかかる家庭の教育費負担が上昇傾向にあると報じられています(出典:朝日新聞 https://www.asahi.com)。中学受験においても、この流れと無関係ではないと考えておくことが大切です。一方で、通信教育の活用や奨学金制度の利用など、費用を抑える選択肢も広がっているという見方もあります。
塾費用の目安:大手進学塾の場合
中学受験対策の中心となるのが、やはり進学塾への通塾です。首都圏では四谷大塚・SAPIX・早稲田アカデミーなどの大手塾が多くの校舎を展開しており、各塾ともに独自のカリキュラムと指導体制を持っています。
四谷大塚の公式情報(2024年)によると、小学4・5・6年生を対象とした「進学コース」のほか、1・2・3年生向けの「リトルコース」も設けられており、早期からの準備が可能な体制が整っています(出典:四谷大塚公式サイト https://www.yotsuyaotsuka.com/)。通塾だけでなく通信教育の「進学くらぶ」も選択肢として存在しており、費用を抑えながら同じカリキュラムを学ぶことができるという点も、家庭によっては重要な選択肢になるでしょう。
一般的な傾向として、大手進学塾の月謝は学年が上がるにつれて増加します。小学4年生では月2万〜3万円程度とされることが多い一方、小学6年生になると月4万〜6万円以上になるケースも珍しくないといわれています。さらに夏期講習・冬期講習・正月特訓などの季節講習が加わると、1回の講習だけで数万円〜十数万円になることもあるとされています。
塾によって料金体系が異なるため、必ず各塾の公式サイトや説明会で最新の情報を確認されることをおすすめします。SAPIXや早稲田アカデミーも同様に、学年・コース・受講科目によって費用が変わりますので、比較検討する際は複数の塾に資料請求するのが確実です(出典:SAPIX公式サイト https://www.sapix.co.jp/、早稲田アカデミー公式サイト https://www.waseda-ac.co.jp/)。
模試・テスト代と受験料も忘れずに
塾の月謝以外にも、定期的に発生する費用として模試代があります。四谷大塚が実施する「合不合判定テスト」は小学6年生を対象とした信頼性の高い模試として広く知られており、志望校の合否判定を行うために多くの受験生が活用しています(出典:四谷大塚公式サイト https://www.yotsuyaotsuka.com/)。模試は1回あたり数千円程度が一般的とされており、年間を通じて複数回受験することを考えると、合計でそれなりの金額になることも念頭に置いておきたいところです。
受験料については、首都圏の私立中学では1校あたり2万〜3万円程度が相場とされる傾向があります。複数校を受験する場合は、学校数に応じて費用が重なっていきます。第1志望校だけでなく、「お試し校」「安全校」なども含めて3〜5校受験するケースが多いとされており、受験料だけで10万円前後になることも珍しくないといわれています。
また、出願手続きがオンライン化されている学校では、システム手数料が別途かかるケースもあります。出願時期が近づいたら、各学校の公式サイトで必ず確認するようにしてください。
合格後にかかる入学金・制服代・設備費
無事に合格を手にしたあとも、費用の支出はまだ続きます。私立中学の入学金は一般的に20万〜30万円程度とされることが多く、入学後の授業料・施設費・教材費なども年間を通じて発生します。
東京都内の私立中学の授業料については、東京都教育委員会の公式情報から各校の納付金の概要を確認できる場合があります(出典:東京都教育委員会公式サイト https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/)。学校によって差はありますが、年間授業料が60万〜80万円程度とされ、それに各種費用を加えると年間100万円を超えるケースも少なくないと報告されています。
さらに制服・体操着・鞄・上履きなどの入学準備品も、学校によっては指定品が多く、まとめると10万円前後になることもあるとされています。合格の喜びとともに、こうした費用の準備も同時に進めておくことが大切といえるでしょう。
まとめ
首都圏の中学受験にかかる費用は、塾代・模試代・受験料・入学後の費用を合計すると、小学4年生からの3年間で数百万円規模になることも珍しくないとされています。ただし、通信教育の活用や、志望校・受験校数の絞り込みによって費用を抑える工夫も可能です。
大切なのは、早めに費用の全体像をつかみ、無理のない計画を立てることではないでしょうか。各塾の資料請求や説明会への参加は無料でできることが多いので、まずは情報収集から始めてみてください。お子さんと保護者の方が一緒に納得できる受験準備を、一歩ずつ進めていただければと思います。
https://www.yotsuyaotsuka.com/
https://www.sapix.co.jp/
https://www.waseda-ac.co.jp/
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/
https://www.asahi.com
■ 参考情報
【プロ講師個別指導塾の合格GET】
https://gokakuget.com/
