英語が得意なお子さんの受験戦略|強みを最大限に活かす方法とは

英語が得意なお子さんの受験戦略 強みを最大限に活かす方法とは

「うちの子、英語だけは自信があるんですが、それって受験で有利になるんでしょうか」と感じている保護者の方は、少なくないのではないでしょうか。英語の得意さは、使い方次第で受験において強力な武器になります。ただし、どの入試でどのように活かすかを知らなければ、せっかくの強みを活かしきれないまま終わってしまうことも珍しくありません。今回は、英語力を受験に活かすための具体的な考え方と戦略をわかりやすくお伝えします。

目次

英語が得意だと受験でどれほど有利になるのか

まず知っておいていただきたいのは、大学受験における英語の位置づけです。大学入試センターの試験情報(https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/)によると、令和8年度・令和9年度の大学入学共通テストでも英語は引き続き主要教科として設定されています。つまり、共通テストを利用する多くの国公立大学受験において、英語の出来が合否に影響しやすい構造は続いているといえます。

一般的に、文系・理系を問わず英語は全受験生が取り組む教科です。裏を返せば、英語が得意なお子さんは他の受験生と差をつけやすい教科でもあります。たとえば、数学や国語で若干の失点があったとしても、英語で高得点を安定して取れる力があれば、総合点で十分に戦えるケースが多いといわれています。「英語が得意」という事実は、それだけで受験戦略の大きな土台になりえるのです。

英検・TOEFLなどの外部検定を総合型選抜で使う

英語の強みを直接的に活かせる場として、近年特に注目されているのが「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜」です。これらの入試では、英語の外部検定試験のスコアや資格を出願要件や評価の加点対象として取り入れる大学が増えているという傾向があります。

英検でいえば、準1級や2級以上のスコアを出願条件に設定している大学・学部は少なくありません。英語を日常的に使うことへの抵抗が少なく、4技能(読む・書く・聞く・話す)をバランスよく身につけているお子さんであれば、こうした入試形式と非常に相性がよいといえるでしょう。

また、文部科学省の調査によると、推薦・AO入試(学校推薦型選抜・総合型選抜)による私立大学入学者の割合は近年増加傾向にあり、入学者のうち半数以上が一般入試以外のルートで入学するケースも見られるようになっています(文部科学省『学校基本調査』https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm 参照)。推薦・総合型ルートでは、英語力をはじめとした「意欲・実績・表現力」をアピールすることが問われます。英語が得意なお子さんにとって、こうした入試形式は積極的に検討する価値があるといえるでしょう。

一般入試での英語戦略:配点の高い学部・大学を選ぶ

一般入試においても、英語の強みを活かすための戦略があります。それは「英語の配点が高い大学・学部を選ぶ」という視点です。

たとえば、英語に力を入れている私立大学の文系学部では、英語の配点が他教科の1.5倍から2倍に設定されているケースがあります。入試の仕組みとして配点を高く設定することは、英語が得意な学生を意図的に評価しようという大学側の姿勢の表れでもあります。英語の得意なお子さんが受験校を選ぶ際には、各大学の入試要項で配点比率を確認することを強くおすすめします。

さらに、英語だけで受験できる「英語1科目入試」を実施している大学・学部も存在します。これは英語の試験のみで合否が判定される形式で、英語が飛び抜けて得意なお子さんにとっては、苦手科目の影響を最小化しながら受験に挑める大きなチャンスです。近年は国際系・外国語系の学部を中心に実施校が増えつつありますが、募集定員が少ない場合もあります。志望校選びの段階で視野に入れつつ、実施有無や出願条件を各大学の公式ホームページで必ず確認するようにしてください。

受験校の選定は、得意科目の配点比率という観点からも整理してみてください。「英語で稼げるかどうか」を一つの軸にするだけで、戦略の精度が大きく変わってくるはずです。

英語力を「入学後」にも活かすための意識づけ

英語の強みは受験の段階だけで終わるものではありません。入学後の大学生活においても、英語力は大きな財産になります。

グローバル化が進む大学教育では、授業で英語の文献を読むことが求められる場面が増えています。特に理系の専門分野では、最新の研究論文の多くが英語で書かれており、英語が読めるかどうかが学習の質に直結することもあります。また、留学プログラムや国際インターンシップへの参加においても、英語力は選考の大きなポイントになります。

こうした観点からも、受験勉強で英語力をさらに磨くことは「合格のため」だけでなく「入学後に活躍するため」にも意味のある投資といえます。英語が得意なお子さんには、ぜひ受験を通して英語力をさらに深める機会としてとらえていただければと思います。

保護者の方も、「英語ができる」という強みをお子さん自身が誇りに感じられるよう、前向きな声かけを続けることが大切ではないでしょうか。自信を持って取り組める教科があるというのは、受験期の精神的な支えにもなります。

志望校・入試形式の調べ方と準備のポイント

ここで、具体的な準備の流れを整理してみましょう。

まず第一に、志望する大学・学部の入試要項を早めに取り寄せ、英語の配点や外部検定の活用可否を確認することが重要です。各大学の公式ホームページや大学入試センターの公式サイト(https://www.dnc.ac.jp)では、最新の入試情報が公開されています。

次に、英検などの外部検定を活用する場合は、試験の実施日程と受験校の出願期間を照らし合わせて、いつまでにどの級を取得すべきかを逆算して計画を立てることが大切です。英検は年間3回実施されており、早めに目標を設定して取り組むことで、複数回のチャレンジも視野に入れられます。

さらに、一般入試対策としては英語の得点を安定させることを軸にしながら、苦手教科の底上げを並行して進めるバランスの取れた学習計画が求められます。英語だけが突出していても、他の科目で大きく失点すれば合格は難しくなりますので、英語を「稼ぎ頭」としつつも全体のバランスを意識した受験戦略を立てることをおすすめします。

まとめ

英語が得意なお子さんにとって、受験はその強みを存分に活かせる舞台です。大学入学共通テストでの英語の重要性、総合型選抜での英語外部検定の活用、英語配点の高い大学・学部の選択など、戦略はさまざまな形で存在します。大切なのは、「得意を活かす入試形式と受験校を選ぶ」という視点を早い段階から持つことです。

志望校の入試要項を丁寧に調べ、英語力を最大限に評価してもらえる場を選んでください。保護者の方も、お子さんの英語力という強みを受験戦略の中心に置いた情報収集を、今から始めてみてはいかがでしょうか。

https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm
https://www.dnc.ac.jp

■ 参考情報
【プロ講師個別指導塾の合格GET】
https://gokakuget.com/

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